冬を告げるシクラメンが出荷最盛期迎える
地場産花きの消費拡大へ

生産者の一人である同市飯山の佐々木潤一さんは、有限会社佐々木花園の3代目。贈答用4,000鉢、ガーデニング用2,000鉢を約1年間の歳月をかけて育てあげます。現在、約40種類を栽培し、根強い人気の「ビクトリア」をはじめ、パステル系の色味までさまざまな品種に挑戦しています。
JAあつぎ管内に4軒あるシクラメン農家で、出荷最盛期を迎えています。地中海地方が原産のシクラメンは、深い愛を意味する花と言われ、日本では贈答用として12月から需要が活発化。コロナ禍で中々会えない大切な人への贈り物や、自宅での観賞用として飾るなど、冬の風物詩として親しまれています。
今年は、不安定な天候や急激な寒暖差の影響を受けたものの、生産者による緻密な努力で良質なシクラメンが育ちました。温暖化などの環境変化により、気候に合った管理方法や品種の選定にも工夫を凝らしています。
12月には、准組合員を対象に開いた栽培講習会をはじめ、JA農産物直売所「夢未市」で実施した生産者による対面販売や管内福祉施設への寄贈など、シクラメンの販売促進につなげる取り組みが行われました。




最近追加された記事
ブランド化に向けて商品開発
JAあつぎ農産物直売所では、4月より新たなペピーノ商品の販売を開始しました。
踊り披露で祭り盛り上げる
第61回あつぎ飯山桜まつりが3月30日に開催され、小鮎支所と宮の里支店の職員が飯山花音頭を踊り、会場を盛り上げました。
食と農の大切さを学んで
JAあつぎは3月25日、厚木市・清川村を訪れ、管内25校の新小学5年生と教職員に向けて、JAバンクの小学生向け補助教材本2,243冊を寄贈しました。
卒園を地場産花きで祝う
厚木市園芸協会花き温室部会は3月12日、市立保育所4園の卒園児に向け、バラとカーネーションを贈呈しました。
協同の力で農家所得向上へ
JAあつぎは3月5日、地場産率のさらなる向上と、生産者の出荷意欲向上を目的に「夢未市・グリーンセンター出荷者大会」を開きました。