タマネギ
品種を使い分けて長く利用する
園芸研究家 成松次郎
家庭菜園
タマネギの生育は、15~20度の冷涼な気候が適しています。10度以下では生育が停止しますが、春になり気温が上がり、日が長くなって肥大します。タマネギは連作ができるので、家庭菜園の作付けにとって大変有利です。
品種
早生系品種は収穫期が早い半面、貯蔵性に劣ります。反対に晩生系品種の収穫期は遅い半面、貯蔵性に優れます。長く収穫と利用を楽しむには早生と中生品種を作ることをおすすめします。早生には「ソニック」(タキイ種苗)、「浜育」(カネコ種苗)など、中生には「ターボ」や「アトン」(いずれもタキイ種苗)などが良いでしょう。サラダ用の赤系品種には「猩々赤」(タキイ種苗)、「湘南レッド」(サカタのタネ)などがあります。
苗作り
種まき適期は、中間地では極早生8月下旬~9月上旬、早生9月上旬、中生9月中旬、晩生は9月下旬です。早くまき過ぎると、越冬するまでに寒さに感応し、とう立ちすることがあります。
種まき2週間前までに、1平方m当たり化成肥料100g(NPK各成分10%)、堆肥2kg、過リン酸石灰100gをまき、よく耕します。幅70~80cmのベッドを作り、条間約10cmで短冊状に深さ0.8~1cmの溝を切ります。そこへ、約1cm間隔で種をまき、軽く覆土します(図1)。その後、不織布を敷き、乾燥と強雨対策を行います。発芽後に不織布を除き、本葉2枚の頃、込み合った所を間引いて苗とします。草丈が約10cmの頃、1平方m当たり化成肥料約20gを条間にまき軽く耕します。
種まき2週間前までに、1平方m当たり化成肥料100g(NPK各成分10%)、堆肥2kg、過リン酸石灰100gをまき、よく耕します。幅70~80cmのベッドを作り、条間約10cmで短冊状に深さ0.8~1cmの溝を切ります。そこへ、約1cm間隔で種をまき、軽く覆土します(図1)。その後、不織布を敷き、乾燥と強雨対策を行います。発芽後に不織布を除き、本葉2枚の頃、込み合った所を間引いて苗とします。草丈が約10cmの頃、1平方m当たり化成肥料約20gを条間にまき軽く耕します。

畑の準備・植え付け
植え付け2週間前に、1平方m当たり苦土石灰100gを散布してよく耕しておきます。1週間前に化成肥料(NPK各成分10%)200g、過リン酸石灰50g、堆肥2kgを全面にまき、深さ15~20cmに耕します。ベッド植え(4~5条植え)にする場合は幅90~100cmの栽培床を作り、条間、株間共に約15cmの穴開き黒マルチを張ります。草丈20~25cm、太さ5~8mm程度の苗を掘り上げ、葉ざや部が2~3cm埋まる深さで植え付けます(図2)。

追肥
1月上旬~中旬と2月中旬~3月上旬に、1平方m当たり化成肥料約20gを株元(マルチ穴)に施します。
病害虫防除
病気では、赤色斑点のさび病、黄白色で不定形のくぼんだ病斑のべと病、害虫では、葉が白くかすり状となるネギアザミウマなどが見られるときは、登録農薬で防除します。
収穫
畑全体の7~8割の茎葉が倒れたら引き抜きます(図3)。2~3日、日に当てて干してから、数球ずつ束ねて風通しの良い所につるし、保存(貯蔵)します(図4)。

※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています
成松次郎(なりまつじろう)
神奈川県農業技術センター等で野菜の研究と技術指導に従事後、(一社)日本施設園芸協会で施設園芸及び加工・業務用野菜の生産・流通振興に携わる。現在、園芸研究家。





