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明治大学特任教授 佐倉朗夫
有機栽培

 さやごと食べるサヤエンドウには、昔ながらのキヌサヤと比較的新しいスナップの2種類があります。さらに、つるあり種とつるなし種があり、つるあり種は長い支柱が必要です。つるなし種の草丈はコンパクトですが支柱は立てます。つるが短い分、早く収穫できますが収穫量はやや少なくなります。ベランダの状況を考慮し品種を選択しましょう。

 種まきは、暖かい地域では秋まきに、越冬が困難な寒い地域では春まきにします。秋まきでは早まきは厳禁です。早くまき過ぎると越冬時に株が大きくなり過ぎて寒さにやられてしまいます。耐寒性が最も強い本葉2~3枚で越冬させるのが理想なので、温暖地での種まきは11月下旬が目安です。12月にずれてしまうとビニールトンネルの保温が必要です。春まきはビニールトンネル内で3月に種まきをします。

 コンテナは深さ20cm弱の大きさがあれば十分ですが、土は新しいものを使います。連作すると発芽不良や根腐れ、早期枯れ上がりなどのいや地現象が出やすいためです。

 種まきは、株間15cmで、必ず1条の点まきにします。瓶の底で鎮圧して深さ3cmのまき穴を作り、1カ所に4粒まき、2~3cmに覆土してこぶしで鎮圧します。本葉2枚の頃にはさみで地際を切り、1カ所2本に間引きます。

 肥料は、秋まきでは本葉2枚のときと3月上旬・下旬にぼかし肥20gを施します。つるあり種では長めの支柱を立てつるを誘引します。

 収穫はキヌサヤは開花後20~25日が目安です。中の実の膨らみが外からわずかに見え始めた頃が適期です。取れば取るほど次から次と実がなるので、柔らかいうちにどんどん収穫します。若取りはつるへの負担が少なく、多収になります。スナップエンドウは実が十分に膨らんだら、緑色が鮮やかなうちに収穫します。多少取り遅れてもさやは柔らかいのですが、こちらも早めに収穫する方が、株が疲れず多収になります。

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