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タマネギの秋まき栽培

明治大学特任教授 佐倉朗夫
有機栽培

 タマネギは、国内生産量が第4位、おなじみの家庭常備野菜です。

 奥行き22~24cm、間口60cmのコンテナであれば、2条植えで10株収穫できます。早生種、中生種、中晩生種を組み合わせ多めに栽培すれば、5月から翌年1月まで自給が可能です。初心者は苗を買って植え付けることをおすすめしますが、種まきから始めることもできます。

 種まきは、関東以西平地で9月中旬、東北は9月上旬、暖地は9月下旬が目安ですが、各地域の適期に従います。早生種はこれより早めに、中晩生種は遅めにします。植え付け用とは別にコンテナを用意し、種の間隔が0・5~1cm、条間10cmの条まきにし、厚さ1cmに覆土して水やりします。発芽したら2cm間隔に間引き、種まきから30日後にぼかし肥1条当たり10gを追肥します。株元の太さが5~7mmに育つまで55~60日です。

 植え付けは11月中旬が目安です。条間と株間は共に12~13cmの正方形にします。苗は多めに用意しコンテナごとに大きさをそろえて植えます。株元の太さが5mm程度を標準にし、それよりも太い場合でも鉛筆の太さ(約7mm)を超えない物を選びます。太いととう立ちしやすく、細過ぎると小さな球にしかなりません。植え付け位置に深さ3~4cmの細い植え穴を作り、葉の分岐部が埋まらないように、下部の白い部分が3分の1ほど地上に見えるぐらいに挿し込みます。このとき、根が地上に出ないようにします。コンテナには前日までに水やりをしておき、植え付けたら地際を手で強めに押さえます。追肥は12月下旬、2月上旬と下旬の3回、ぼかし肥1条当たり10g施します。水やりは適宜行い、特に生育が旺盛になる3月下旬以降は毎日行います。

 収穫は、葉が自然に倒れてから、まだ葉が青々している状態で抜き取ります。葉を半分切り落とし数個を1束に縛り、風通しの良い日陰でつり下げ保存します。

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