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ニンジン

明治大学特任教授 佐倉朗夫
有機栽培

 ニンジンの品種には短根種と長根種がありますが、コンテナ栽培には短根種が適します。短根種の三寸系やミニニンジンは深さが30cmくらいあれば標準的なプランターでもでき、生育期間も短いので、春と夏の2回栽培できます。短根種の四寸系や五寸系は少し大きめのプランターを使い、夏の栽培が適します。

 ニンジンは「発芽すれば半分は成功」といわれるほど、発芽させるのが難しい野菜です。発芽を上手にそろえるには適温の時期に種まきをして、発芽までは乾燥させないことがポイントです。

 栽培適温は20度前後なので、種まきから発芽までの時期は、春の栽培ではビニールトンネルの保温、夏の栽培ではすだれや寒冷しゃでの遮光による暑さ対策が必要です。

 標準的なプランターの場合は2条(条間10cm)に、割り箸などで鎮圧しながら深さ5mm程度の溝を付けます。種が重ならないように溝底に5mm間隔で条にまきます。コーティング種子の場合は、発芽率が良いので1~2cm間隔で大丈夫です。種が隠れる程度に薄く(5mm)土を掛け、上から手で鎮圧をします。プランターの両端を窪ませて畝状にしてから、しっかりと水を掛けます。発芽するまでは乾かないように注意し、発芽後、本葉が2枚の頃2cm間隔に間引きをします。左右から土を寄せて畝状に整えます。本葉4枚の頃に株間4~5cmに2回目の間引きを行い、条間を中耕し、肩が露出しないように土寄せを行います。このときに、条間にぼかし肥料を一握りまきます。肥料はこれだけで、元肥は入れません。もし、生育後半に葉色が薄くなったら300倍程度の有機液肥を1週に1回施します。最終的な株間は、ミニニンジンでは4cm、五寸ニンジンはさらに1回間引きをして10~15cmにします。

 土の表面に亀裂ができ始めると、そろそろ収穫の時期になります。大きい物から順に収穫し、抜いた跡はしっかりと土を寄せておきます。

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