ニンニク栽培の重点ポイント
料理の味わいの幅を広げるニンニクは人気の香味野菜で、ビタミンB1の吸収を助けるアリシンを多く含んでいることから、疲労回復にも効果的な食材です。ニンニクは栽培期間が長く、年に1回の収穫となります。今回は、良質なニンニク生産に向けた重点ポイントをご紹介します。
植え付け前の準備
圃場準備
堆肥、石灰を施用し、深耕して土に十分混和した後、植え付けの1週間前に元肥を施します。排水の悪い圃場では畝を高くしてください。
施肥
| 肥料名 | 施肥量 (kg/a) | 有効成分(kg/a) | 施肥時期 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 窒素 | リン酸 | カリ | 石灰 | 苦土 | ||||
| 基肥 | CDU複合燐加安 | 10 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | ― | ― | 植え付け前 |
| BM苦土重焼燐 | 2 | ― | 0.7 | ― | ― | 0.1 | 植え付け前 | |
| 施肥量 合計 | 12 | 1.5 | 2.2 | 1.5 | ― | 0.1 | ― | |
← 表はスクロールしてご覧ください →
※マルチ栽培は全量元肥とする
※マルチ無し栽培は1月下旬~2月上旬に窒素成分1kg/a施す
植え付けおよび栽培管理
植え付け方法
- 鱗片が大きく、形の良い種球を選びましょう。
- 種球の尖った方を上にして植え付けます。
- 深さは5~7cmくらいが目安です。深すぎると発芽が遅れ、不ぞろいになります。
芽かき作業
冬の寒さに当たって花蕾(ニンニクの芽)が動き始め、4月下旬から5月上旬にかけて30cmほど伸びてきたら花蕾を摘みます。花蕾を摘むことで栄養が球根に集中し、約15%の肥大増が期待できます。
※ニンニクの芽の出荷を検討している方は、農薬の使用に制限がありますので、ご注意ください

発生しやすい病気・防除方法
| 病気 | 農薬名 | 倍率 | 使用時期 | 回数 |
|---|---|---|---|---|
| さび病 | アミスター20フロアブル | 2,000倍 | 収獲7日前まで | 3回まで |
| 春腐病 | カセット水和剤 | 1,000倍 | 収獲7日前まで | 2回まで |
← 表はスクロールしてご覧ください →
※農薬を使用する際は、最新の情報をご確認ください
収獲の手順
- 芽かき後約2週間で収穫適期を迎えます。
- 晴天が2~3日続いた日を選んで収穫します。
- 収穫したニンニクの根が乾かないうちに切り落とします。
- 圃場にて天日干しを2~3日行い、乾燥させます。
※収穫後の天日干しは、ニンニクの保存性を高めるために重要です
※天日干し期間中に雨が降ると、ニンニクが腐る原因となりますので、ご注意ください
