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営農通信Farming communication

アブラナ科野菜のカルシウム施肥に
「畑のカルシウム」

 猛暑が長く続き、9月に入っても気温が高い状況では、高温や乾燥によって根が障害を受け、カルシウムの吸収が悪くなります。ハクサイやキャベツなどのアブラナ科の野菜は、カルシウムの要求量が多いため、欠乏症状が出る前に速やかに補給させましょう。

カルシウムの欠乏症状と要因

カルシウム不足による生理障害

 ハクサイやキャベツなどのアブラナ科の植物は、カルシウムが不足すると葉先や縁にチップバーン(葉先が枯れる現象)が見られるほか、結球してから芯に腐れを起こすアンコ症や、軸の内部が溶ける症状などの生理障害が起こります。

キャベツのチップバーン
キャベツのチップバーン
ハクサイのアンコ症
ハクサイのアンコ症

要因① 根が吸収できない

 病気や高温、乾燥などによって根が弱ると、カルシウムの吸収が悪くなります。また、土壌の窒素や塩類の濃度が高いと、根が塩漬けのような状態となって水分が奪われ、カルシウムを吸収しにくくなります。

要因② 植物の中を移動しにくい

 カルシウムが根から吸収され、植物の中を移動する働きは受動的で、水の流れに従って吸収・分配されています。養分が一度定着してしまうと再度移動ができないため、古い葉から新しい葉へと補うことができません。

要因③ 成長が大きい場所ほど必要量が増える

 カルシウムが欠乏しやすいところは、葉縁、成長点、果実の先端や尻などの生育が旺盛な部分です。供給が間に合わなくなりやすいだけでなく、欠乏に気が付いた時には組織が壊死していることが多く、その時点で追肥を行っても回復が見込めません。

おすすめの資材「畑のカルシウム」

 「畑のカルシウム」は粒状肥料で、基肥と一緒に10アール当たり100kgを全面に施用します。

土壌中によく溶ける

 散布後、粒が速やかに崩壊して溶けやすいため、カルシウムを根から効率良く吸収できるだけでなく、下層にも浸透して根張りを良くし、伸長を促進します。

硫黄も同時に補給できる

 硫黄が不足すると、葉がうまく展開せずに巻きが甘くなるほか、葉が小さいまま成長が止まるといった症状が出やすいため、同時に補給することで予防に役立ちます。

畑のpHを上げない

 弱酸性なので、土壌のアルカリ性を高めたくない場合や、そうか病が心配されるジャガイモにも安心して使えます。
畑のカルシウム
【価格】
1袋(20kg) 2,354円(税込)
1袋(5kg) 837円(税込)
※令和8年7月現在
【分析例】
カルシウム28.5%
水溶性カルシウム26.3%
硫黄17.0%
水分0.6%
pH5.1
※水溶性カルシウムは畑のカルシウム1gを水500mlに溶解して分析
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