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営農通信Farming communication

水稲栽培における ケイ酸の重要性について

 近年の水稲栽培における出穂期の猛暑などの異常気象は、高温障害や生育不良を引き起こし、品質の低下や収穫量の減少につながるなど、悪影響を及ぼしています。高温時には水や栄養が不可欠ですが、単に肥料を与えるのではなく、効率的に吸収するための「根作り」が重要です。今回は、丈夫な稲を作るために必要となるケイ酸の効果や有効な資材についてご紹介いたします。

ケイ酸の効果

 農業分野でのケイ酸は、主に二酸化ケイ素(SiO2)のことで、シリカとも呼ばれ、ガラスの原料である珪砂の主成分でもあります。稲は、ケイ酸を効率よく吸収・蓄積し、細胞を強化(ケイ化細胞)して病害虫や倒伏への抵抗性を高めていますが、ケイ酸には以下のような効果もあります。

①受光体勢が良くなることで光合成が盛んになり、米の品質が良くなります。
②窒素の施用効果が高まり、収量性が向上します。

 同量の窒素を与えた場合、ケイ酸の多い稲は光合成能力が高く、デンプンの生産量が多くなります。結果として玄米中の窒素が薄まり、タンパク質含有率が下がります。

③乳白米の発生が軽減され、食味も良くなります。
④根の酸化力を高め、根腐れ、秋落ちを軽減させます。

 上記の効果を踏まえ、次にケイ酸資材を紹介します。

水稲向け総合土壌改良資材「稲サポ」

【成分例】
成分%
窒素0.8
リン酸7.0
カリウム6.0
マグネシウム3.0
マンガン3.0
ケイ酸8.0
価格:1袋(15kg)1,878円
【特徴】
■ケイ酸で稲を強く健全に
多くの水田で不足しているケイ酸を8%含有しており、稲の生育を助けます。
■不足しがちな栄養を補給
高窒素一発肥料の普及によって不足しがちなリン酸、カリウムを補給できます。
■総合土壌改良資材として
土作りでは、何種類もの資材を投入しなければなりませんが、稲サポは「リン酸」「カリウム」「ケイ酸」「マグネシウム」「マンガン」「米ぬか」など、豊富な要素を同時に補給できます。
■散布が簡単
ペレット状で機械散布もでき、ホコリや臭気がほとんどありません。
【施肥基準量】
 10アール当たり45kg(3袋)~105kg(7袋)。田植えの2~3週間前によく土と混合しておくのがポイントです。
※基準量のため、土壌、前作、作型、地域の気象条件により、施肥量を増減ください
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