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土作りに最適「スーパーコンポ」について

 農業の基本である土作りに重要な役割を果たす堆肥は、土の保水性・通気性を高め、微生物の働きを活発にします。従来のものは散布作業に手間がかかり、特有の臭気が近隣トラブルの原因になる事もあります。そこで今回は、散布が簡単で臭気がほとんどないペレット濃縮堆肥「スーパーコンポ」についてご紹介します。

スーパーコンポとは

 スーパーコンポは土作りを目的に、完熟家畜ふん堆肥に植物かす(菜種かす・米ぬか)、石灰質資材を配合し、ペレット状に成型した総合濃縮堆肥です。
価格:1袋15kg1,536円(税込)

スーパーコンポの特長

  • 散布が簡単
    ペレット状で機械散布もでき、ほこりや臭気がほとんどありません。
  • 有用微生物が繁殖
    配合された有機物は微生物の栄養源となり、土壌の微生物そうを改善し、連作障害の軽減に役立ちます。
  • 腐植の含有量が多い
    堆肥の主成分である腐植を約14%含有し、土壌の物理性の改善に役立ちます。
  • バランス良いミネラル
    吸収されやすいカルシウムをはじめ、作物に必要なミネラル(鉄・ホウ素・マンガンなど)をバランス良く含んでいるので、農作物の品質向上に役立ちます。
  • 水分約5%の濃縮堆肥
    家畜ふん・植物かす・石灰質資材を配合・堆積させて、ペレット状に濃縮させているので、含有成分が均一です。
【一般堆肥とスーパーコンポの違い】
一般堆肥 スーパーコンポ
均一性 不均一で、各肥料の比重の差異によって運搬中に肥料が分離することがある。 均一で、配合された肥料がペレット状に固形化されているので運搬中も肥料の分離がない。
効果 各肥料成分が単独に効果を表し、濃度障害を与えることがある。 各肥料成分が混然一体なので、施肥すると吸湿崩壊して効果を表す。
作業性 風による飛散や水田施用時の浮上など、散布に手間がかかる。 作業が容易で、機械施肥が可能。水田施用時には沈殿する。

施肥基準量・肥料成分

■施肥の方法
作物の播種・移植の15~30日前に耕土全層にすき込んでください。施用量は10アール当たり100~200kg。通常の堆肥と比較して、スーパーコンポは散布量を軽減できます。
■標準成分量
窒素2.8%、リン酸3%、カリウム2.8%、石灰12.4%、苦土12.4%、鉄0.1%、ホウ素0.01%、マンガン0.04%
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