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土壌改良剤「アヅミン」について

 近年、土作りとしてさまざまな土壌改良剤が発売されています。野菜を栽培する中で、土が固くなった、肥料の効き方が良くない、水分が抜けやすいなどの悩みはありませんか。今回は、腐植酸を含んだ土壌改良剤「アヅミン」をご紹介します。

腐植酸とは

 腐植酸は「土壌中に存在する有機物」を指します。土壌中の有機物(枯れ葉や枯れ草、ミミズの死骸等)が微生物によって分解されることにより、腐植酸が生成されます。昔から地力の強い土壌は色が黒いと言われますが、この土壌中の黒い成分が腐植酸です。腐植酸は、土の柔らかさ、保肥力、保水力、通気性を高めます。しかし、この腐植酸は長い年月をかけて蓄積されるため、野菜を作ると消費されてしまいます。よって、どこかのタイミングで腐植酸を補給しなければなりません。

「アヅミン」の土作り効果

保証成分(%) 含有成分(%)
溶性苦土 内水溶性苦土 腐植酸
3 1 50〜
1.地力を高める効果
 土壌に腐植酸を施用すると、土が柔らかくなる・肥料持ちが良くなる・微生物がバランスよく生息できるようになるなど、作物を作りやすい土になります。
2.肥料吸収を高める効果
 アヅミンの腐植酸は、肥料成分を捕まえる手(陽イオン交換量またはCEC)を持っています。特に、肥料の三要素(チッ素・リン酸・カリ)の効果促進、肥料成分の流失防止効果があります。
3.根の活性化を高める効果
 アヅミンに含まれる腐植酸の中でも、主に水で溶け出す成分により根が活性化され、根系の発達(根の伸長、細根量の増加)、根の活性化による養分吸収が促されます。
ニンジンの例
ナスの例
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