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Seasonal Agricultural Products
4月のオススメ

タマネギ

Onion
辛みのもとは硫化アリル。
血液の循環をよくしたり、体を元気にしてくれる
  • 頭の部分がギュッと締まっているとおいしい
  • 皮がよく乾いていてツヤのあるものが良品
  • 新鮮なものは皮の色にむらがない
  • 芽が伸びている場合は、取り除いて食べる
【保存法】
ネットに入れ、風通しのよい冷暗所に吊るしておくと2カ月はもつ。新タマネギは冷蔵庫で2週間ほどもつ。
【成分・有効性】
 タマネギには多くの品種がありますが、よく食べられているのは、皮が黄色の黄タマネギです。
 タマネギを刻むと独特の香りがして涙が出ます。これは辛み成分の硫化アリルによるもの。イオウ化合物の一種でさまざまな働きをします。 その一つがビタミンB1の体内への吸収を高め、効果を持続させる働き。糖質が効率よくエネルギーに変えられ、疲労回復やスタミナ増強につながります。 また、硫化アリルは血栓をできにくくしたり、動脈硬化を防ぎ、血液循環をよくするのに役立つとも言われています。 タマネギの薄い黄色の色素は、ケルセチンと言い、ビタミンPに含まれるポリフェノールの一種で、細胞の酸化を防ぎ、老化防止に役立ちます。 この他、ビタミンCやビタミンB6、カリウムも多く含まれています。

生産者のご紹介

玉川地区三橋 正巳さん
 厚木市七沢にある約50アールの畑でタマネギなどの露地野菜を栽培しています。現在栽培しているのは、多汁質で辛みが少なく、軟らかいのが特徴の早生品種「浜育」です。
 栽培では、牛ふんや鶏ふんをたっぷりと施用し、栄養豊かな土作りのほか、春先に発生が増える病害虫の防除にも力を注ぎ、定期的な薬剤散布で対策に努めながら品質の向上につなげています。
 まずは、そのまま食べて、タマネギ本来の甘みとみずみずしさを味わってみてください。辛みが少ないので、水にさらさなくても食べられます。丸ごとレンジで加熱して、かつお節やポン酢をかけて食べるのもおすすめです。
小鮎地区沼田 武さん
 小鮎地区にある圃場で、タマネギを栽培しています。父の代から続くタマネギ栽培を受け継ぎ、現在、早生や中生など3品種のタマネギを育てています。水はけの良い圃場で、元肥を少なくして多めに追肥を行うなど、土地に合った栽培方法を実践しています。新タマネギは食感が柔らかく生で食べるのがおすすめ。その他の時期は、揚げ物や炒め物などにもよく合います。時期によって食べ方を変えて楽しんでみてください。
※店頭には「沼田恒子」のラベルで出荷しています
玉川地区三橋 政行さん
 55アールの畑でタマネギなどの露地野菜を栽培。毎朝畑を巡回し、病害虫や追肥の時期に気を付けて管理を行うほか、消費者の方の意見も聞きながら、栽培に生かしています。朝採りを基本に、出荷までは濡れた布を掛けておき、鮮度を保てるよう工夫しています。新タマネギは、生食でも辛さがなく甘みが強いのが特徴です。我が家では、湯がいたスティックセニョールと一緒に、サラダで食べています。ぜひ試してみてください。
荻野地区曾根 てる子さん
 30アールの圃場でタマネギなどの露地野菜を栽培しています。8月から播種を行い、気温の低い中で生育するため甘みが際立ちます。土づくりに力を入れ、農薬は極力使わないように心掛け、高品質で安全・安心な作物づくりを目指しています。消費者の方にもぜひ食べてほしいという思いから、葉付きで出荷しています。タマネギの葉は油やみそと炒めたり、みそ汁に入れて食べるのがおすすめです。
南毛利地区中村 允さん
 5アールの圃場で、タマネギを栽培しています。マルチやトンネルを使って圃場の管理をしっかり行うことで、天候や気温に左右されることなく、順調に生育しました。極早生のタマネギは辛みが少ないのが特徴で、サラダなどの生食に相性が良いほか、加熱するとより甘みが増します。我が家の子どもたちには、卵と醤油、砂糖と一緒に炒め物にして食べるのが人気です。

旬の時期カレンダー

Seasonal Calendar

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