多様な農産物の魅力を
多くの人に伝えるために
厚木市金田 清水 功さん
金田地区にある約50アールの圃場で、水稲と露地・施設野菜を栽培。ビーツやカーボロネロなどの西洋野菜の栽培にも力を入れています。
西洋野菜の栽培に力を入れる
専業農家だった両親の姿を見て育った清水さん。昨年、長年勤めた会社を退職し、本格的に就農しました。圃場では、ネギやニンジン、ラッカセイなどの露地野菜、コマツナや西洋野菜のハウス栽培を行っています。
鎌倉市にある「鎌倉市農協連即売所(レンバイ)」を訪れた際、売り場に並んでいた西洋野菜に魅力を感じたのをきっかけに、自宅のハウスでビーツやカーボロネロ、サラダケールなどの栽培を始めました。土壌には太陽熱消毒を行い、病害虫や連作障害のリスク軽減を図るほか、豚ぷんにもみ殻を混ぜた堆肥を使った土づくりにも力を入れています。農産物は、夢未市や依知農産物直売所に出荷しています。
消費者が楽しく買い物できる工夫を
売り場には、商品のポップとともに、妻の綾子さんが地場産の食材で自作したレシピを掲示するほか、子どもたちにどうやって野菜が育つのかを知ってもらうため、作物の生長記録を写真と文章で分かりやすく掲載するなど、来店者が楽しく学べる工夫を凝らしています。
清水さんは「消費者の方が直売所へ行くのを楽しみにしてもらえるような野菜を作り続けることが目標。今後も、先輩農家の方から教わったことや栽培記録・作業日誌などを生かし、質の高い作物づくりを行っていきたい」と意気込みを語ります。